「柳」香港映画のカンフーものとかから徐々には慣れてきていたのですけど、本当の武侠というのは射雕英雄伝を買い付けたことですね。
射雕英雄伝との出会いから金庸の原作を読み始めて。 「八」(金庸などの武侠物の)ドラマを扱おうと探していたというわけではなく?
「柳」ではなく。まあ風雲とかグリーンディスティニー電視版なんかは出していたので、その流れでうちは中国のテレビシリーズを扱う会社ということで、
あちこちルートができていたんですね。
それで知り合いの方から「すごくいいドラマがあるから見てごらん」と言われて、見たらすごくよかった。
やっぱり作品を何を出すかって選ぶときに全話見るわけにはいかないじゃないですか、40話もあったりすると。
その知識を得るためにはインターネットで調べたり、原作が出ていたら原作を見ちゃうほうが手っ取り早いので、ストーリーが面白ければ。
だいたい絵は1話分見ればどんなクオリティかわかりますけど、ストーリーというのは本当は全話見なけりゃわかんない、でも原作見ればだいたいわかりますから、
ということで本を読み始めたらすごく面白くて、もう個人的にはまっちゃったって感じです。 「八」じゃあ個人的に絶対出すって決定した感じですか(笑)
「柳」うんうん、そうですね。インターネットとかで調べると(金庸先生は)中国でいわば国宝級じゃないですか。なんどもうちでコピーでつかっていますけど。
中国ってこれからすごく注目される国だし、仲良くしていきたい国だし、4000年の歴史というくらい深いじゃないですか。日本にもいっぱい影響をあたえているし。
そこの国で、国民みんなが見てるみたいな、楽しんでるし何度も映画化ドラマ化しているエンターテインメントていうんだったら、
絶対日本にもゆくゆくは受け入れられるはずなので、これなら日本に入ってきていないほうがおかしいなと思ったんですよ。
で、どこかがやるのであれば、常々テレビシリーズを扱っているうちがやるべきだと、で、ノーカットでやるべきだと、初めて(笑)
それで吹き替えはね、ちょっと勇気を出しちゃいましたって感じなんですけど、ボスをあの手この手で説得しつつなんとか吹き替えまでつけることができまして、
中国語の字幕もつけちゃいましたね(笑) 「八」そのお蔭で、あの射雕でファンになった人がいっぱいいますね。
「柳」そうですね、お蔭様で。私みたいな人が多かったと思ってよかったーって(笑)皆さん仲間っていう感じです。 |